銀河英雄伝説 ヤン提督から学んだこと。

雑記経験

どうも、おおかみです。

みなさんは銀河英雄伝説をご存知ですか?
僕は中学生の頃に原作アニメを観て以来あまり意識していなかったのですが、6年ほど前からリメイク

銀河英雄伝説 die neue these

が公開され改めてこの作品の素晴らしさに気づきました。

帝国と同盟の二大勢力の長きにわたる戦争を描いた構図としては一見シンプルそうに見える物語ですが
登場人物 ヤン ウェンリーの言葉がとても深く考えさせれ感動したのでここでは彼の言葉の中で
僕が気に入っている言葉をご紹介します。


舞台は、遠未来の宇宙で銀河系全域を支配するふたつの超大国、「銀河帝国」と「自由惑星同盟」が存在する世界です。

銀河帝国は専制的な君主制

自由惑星同盟は民主主義を掲げた国家

二つの全く違う政治体制社会で一見、帝国側は貴族の問題、同盟側は政治の腐敗が目立っている時期であり、このふたつの勢力が長年にわたり戦争を繰り広げ、物語はこの対立を中心に展開します。

物語の中心には、それぞれの国家を代表するふたりの天才がいます。
銀河帝国側は若き天才軍人ラインハルト・フォン・ローエングラムであり、自由惑星同盟側には冷静で戦略的な思考を持つヤン・ウェンリーがいます。

双方の天才が後の宇宙歴を大きく変えていきます。


常勝の天才と呼ばれる軍人。
概念を超えた戦術で不可能な作戦を遂行し30歳にして大将の地位を獲得した彼は、
その才能とは裏腹に大の反戦主義者であり、軍人には到底見えない対振る舞いから政権からは嫌われる人物でした。

軍とは組織として意思の統率、武人の心が良きとされ彼の思想は無用に組織としての統率力を欠く
と危険視される程でした。

個人的には武人の心は潔く、憧れる方ではあるのですが
反戦主義には大きな共感を持っておりこのキャラクターがとても好きになりました。

反戦主義でありながら、同盟に彼以上の戦争の天才が居ないと言う矛盾。
その後の彼の影響力は大きくなっていきます。


アスターテ会戦にて同盟軍は帝国軍を二倍の兵力で三方から包囲殲滅戦を仕掛けたが、
ラインハルトの作戦により各個撃破戦法にて二個艦隊を殲滅され残りの一個艦隊も先手を取られ絶望的
戦況に陥りますが、ヤンの戦法により辛うじて全滅を逃れます。

後日、追悼式後にジェシカとの会話で
「それだけのタヒ者を出したのは確かに愚かな事かもしれない。
だがこちらが勝って向こうに100万人のタヒ者を出させたとしたらどうだろう。
それは果たして讃えられるべき事だろうか。」

『戦争の勝ち負けに道義は関係無いんだよ。』

勝っても負けても賞賛されることは無い。
考えさせられる言葉ですね。

現実社会おいても紛争地域での報道は、正義に戦いやら、戦没者に名誉のタヒなど美化させる
文言が多いです。どっちの側にたってもお互い命の奪い合いをする訳ですので、
道徳的に賛美される事ではないのです。

昇進に興味がないヤンの一面がわかるセリフですね。

半個艦隊の第十三艦隊司令を任命され、イゼルローン要塞攻略を命じられたヤンは同盟屈指等言われる
帝国亡命者で結成された陸戦隊 ローゼンリッター連隊 隊長 シェーンコップと
作戦について吟味します。
なぜ不可能に近いイゼルローン要塞攻略を引き受けたのか、イゼルローン要塞を陥落させ和平交渉に持って行けたとして、その平和が恒久的な物になり得るのかと言う疑問に
恒久平和を求めていない。
だが豊かな時代が続いたことはあると述べ、

「我々が次の世代に何か遺産を託さなくてはならないとするなら、やはり平和が一番だ。」

その後、その世代が平和を託し、次の世代はその平和を維持する責務がある。っと述べています。

確かにっ!

っとなる台詞ですよね。
少なくとも今、どんな政治問題を抱えていようと平和であるならそれを維持し、次の世代に託すのが
最低限の責任なのだと感じます。

子供達に笑顔で夢を語れる将来を残したいですね。

イゼルローン要塞を奪取した同盟軍はこれを機に帝国領への政治的理由から進軍を決定。
帝国軍は迎撃にラインハルトを任命。
あえて帝国領の深部まで同盟軍を進出させ補給物資の枯渇を待って一挙に殲滅戦を展開。
各同盟艦隊は補給を絶え間なくできる帝国軍の前に敗走。
各艦隊甚大な損害を被りながらアムリッツァ星域に集結、再度ラインハルト率いる帝国艦隊と会戦を
広げます。ヤン知略により廃棄採掘惑星を盾に辛うじて星域からの離脱に成功。
イゼルローン要塞は帰路についてる時のセリフです。

『人の思想は、人の命以上に価値があるという説と、人の命以上に価値があるものはないという説の二つがある。』
『人は戦争を始める時、前者を口にし、辞める時に後者を口にする。』

この先もそうなのか。っというヤンにとても共感したのを覚えています。
犠牲者を美化させる文面が多いのは戦争の始まりと敗北に近づいている時です。
戦争が終わる時、犠牲者に弔いの言葉と悲しみを言葉が増えていきます。

戦術が変化したとしても、人間の思想は変化が少ないというのがよくわかりますね。

スーパーピカピカレイン

ヤン ウェンリーの人間性はとても惹かれるものがありました。
軍人らしからぬ思考を持ちながら軍事の天才である彼はその知識を過去の歴史から
学んだと言っていました。

歴史を知ることは未来を予測することに通ながという感じのセリフがありました。
きっと現実世界でも言えることだと、感じています。
過去を語り継ぐ事と、未来を作ることは同じことなんだっという考えを忘れずに
生きていきたいものですね。

彼の人柄を僕は尊敬し、学ぶという部分において今後も独学ながらも知識を得ていき
状況に応じてその知識を生かせる人間を目指したいです。

では!!

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