どうも。おおかみです。
今回は僕の本業の製造業について記事にしたいと思います。
今後、製造業に就職を考えている就活生や高校生の方々に参考になるような記事にできるように心掛けるので是非読んでみてください。
僕は本業で大手メーカの一次下請けにて仕事に従事させて頂いています。
元々、間接部門にて仕事をしていましたが、持病の関係から大卒ながら現在は直接部門(現場)に在籍しています。
間接と現場の経験から双方のギャプを知る事ができましたのでそこを中心に話したいと思います。
今回の記事の概要
製造業の現在
みなさんご存知の通り、製造業はものづくりを生業としている業種です。
ひと昔前は職人技、匠の技術がわが国では輝いていましたがここ暫く、
小ロット小生産による多能工化、原価を如何に下げて利益を得るかに凌ぎを削っています。
これは大企業、中小企業関係なく力を入れてい所と聞いております。
日本の経済を支えている自動車メーカーに絞ってもかなりの技術革新を導入しております。
今後も重要な業界であり衰退するリスクは低いと考えております。
僕の在籍している会社も売上や規模が入社時より大幅に拡大しており、次期EV車関係で今後も規模拡大傾向にあるそうです。
世の中に走っているあの車の構成部品を製造していると考えるとやりがいを感じます。
DX化、IoT化
DX、IoT、この言葉の意味を知っている就活中の若者は僕からすると
すげぇっ
ってなります。
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、企業や組織がデジタル技術を活用して業務プロセスやビジネスモデルを革新し、競争力を高める取り組みのことです。具体的には、AI、クラウド、IoT、ビッグデータなどの先進技術を活用して、効率化や新たな価値創出を図ることが目的です。
製造業で言うと仕入れから完成までの行程のあらゆるデータ(ビックデータ)を管理しながら様々な
視点から関係性を抽出して新たな価値を生み出していく事です。
IoT(モノのインターネット、Internet of Things)とは、家電や車、産業機器などの「モノ」がインターネットを介して互いに通信し、データをやり取りする仕組みのことです。これにより、従来はインターネットと無関係だったモノが情報を収集・分析し、自動的に制御や最適化を行うことが可能になります。
例えば、
ロボットの動作部品(配管の流量や電流値など)を数値を記録し続け傾向を管理。
管理値を超えた時、故障の可能性を疑う事ができる為、予防保全を実施する事ができます。
この言葉は以前より使われている事ですが、正直、どの書籍、情報誌を読んでも
日本の製造業は遅れているそうです。
確かに、今の会社もやっと意識してきたのかな?っと思う程度でまだまだ遅れている感が
否めません。
その理由は次の章で。
今後この考えと手法を積極的に導入することが存続していくのに重要になってきます。
また、製造業=暑苦しい。油まみれの劣悪環境。っといったイメージを持たれがちです。
この考えがもっと浸透し発展してくれれば、きっと製造業の現在の先入観を払拭できると思います
なぜ日本の製造業は遅れているのか。
ここからは、完全に経験則で僕の考えです。
DX、IoTがなぜ受けれられないのか。
製造業の利益を作っているのは現場です。
現場は常に生産性や稼働率、可動率(ベキドウリツ)を気にして生産しています。
作れなければ残業だし、上長からはお叱りを戴くし。
かなりのストレスの中仕事をしてくれています。
今まで安定、わかっている事を繰り返してきた現場からすると、
新たなことはリスクでしかなく生産が遅れると考えると余裕はなさそうです。
この考えが間接部門と直接部門のギャップとして強く感じています。
間接部門としてはDX、IoTを導入して情報を収集して発展させたい気持ちがあります。
直接部門は新たな事をやるより安心安定を方法を選ぶ為、間接の用意したツールを使わない事も
多々ありました。
他の製造業に従事している知人に聞いてもやはり新しいツールを現場が使ってくれない事が
あるそうです。
現場、現物、現状
現場がツールを使ってくれないなら強制的に使わせるしかないのか?
しかし、現場としては他にも使いたくない理由があります。
使いづらいのです。
わかりづらいのです。
経験をお話しすると、
今まで紙の日報に手書きで記入していた現場。
タブレット導入!!ペーパーレスです。
電子日報を見てみると、
紙日報で使っていたフォーマットとは全く一新されたフォーマット。
どこに何があるのか、単語が変わっていたり。
細かいところを言うと今まで右に①の欄があり左に②の欄があった紙日報、
それが反対になっている。
こんな事でも結構混乱が生じていました。
この電子日報を作るに際して現場のどのレベルの人間が会議に参加していたかわかりませんが、
これは現場からすると積極的に使いたいとは思わないレベルのものでした。
何が言いたいかというと、
現場を知らない人が作った感が否めないと言う事です。
ここで僕が問題かな?っと思うのは、一方的に間接が悪いと言っている現場側。
もちろん間接は現場を知らないかもしれませんが、ならば現場サイドがどんどん現状を投げてやるべきかなと思います。
技術は個が有しているが得。のような雰囲気が感じられます。
だからその人が辞めてしまうとその技術が失われる。
新人が頑張って習得しようとするが、教える人がいないためキャパオーバーになる。
新人も辞める。
の繰り返し。
パワハラ上司がなかなか左遷されないのは、その技術が失われる事による損失を恐れているのも
ある様な気が僕はします。
その先にあるのは衰退しか無いのに。。。
技術力を記録し財産として有していくことが重要だと考えます。
これは全員参加で取り組むべきなのです。
TPMの基本ですね!笑
間接は新たなツールのルールを徹底的に守らせ、現場は使用感を随時方向、意見を間接に上げる。
これが重要だと思います。
まとめ
将来的に製造業に就職したい方へ。
日本の経済を支えてきた製造業です。
とてもみなさんの若い考えをどんどん取り入れて発展させてください。
ネガティブな要素が多く距離を置かれがちですが、誇れる仕事だと僕は思います。
最近、話題になっている各メーカーの不正問題や不具合。
世界に誇れる日本に丁寧なものづくりが衰退していくのは悲しい事です。
今回記事にした単語胸に面接に赴いてください!笑
ここまで僕経験から持論を偉そうに書いてきましたが、
僕はこの職業に誇りを持っています。
今後、今いる現場の工場を社内で一番カジュアルな職場にする野望を実現するために
精進していきます。
では!
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